建築と触覚 空間と五感をめぐる哲学
ユニハ・パッラスマー 著 百合田香織 訳 草思社
あいまいに触覚と向き合うことが重要だと授業で伝えていますが、
その向き合うことができる一冊です。
建築と哲学や現象学をつなぐ知見が得られます。
この本の中で引用されている本を読んでいけば間違いなく思考が深まります。
『陰翳礼讃』や『茶の本』なども引用されています。
学生の時に読んだ『空間の詩学』を改めて読み返そうかと思わされてりもします。
建築を学び始めた人には少々難解かもしれません。
ある程度の知識を得た後にこの本を読むと、
建築に対する本質的な問いと向き合うことができます。
おすすめの一冊です。